une serpillière とは? フランスで呼び名が変わる理由

Vocabulaire des objets de la salle de bain

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A1 French リスニング練習 · フランスのフランス語 · 初心者向け

💡 豆知識
une serpillière
フランスの地域語
フロア拭き用の雑巾。フランスでは地方ごとに呼び名が変わる代表的な単語で、serpillière が「標準語」だが、リールやリヨンで言っても通じないことがある。

Une serpillière は床を拭くための粗布、つまり英語の floor cloth や mop rag にあたる。辞書に載る標準的な語だが、フランス語のなかでもとりわけ地方差が激しい語として有名だ。同じものを指して、北部では wassingue、ローヌ=アルプ地方では panosse、ほかの地域では cinse、patte、toile と言う。小さな道具ひとつに、フランスの方言地図が映し出されている。

北部の wassingue はフラマン語の wassching(「洗うこと」)に由来し、ベルギー国境から入った借用語だ。一方、panosse はリヨン周辺からスイスにかけてのフランコプロヴァンサル語圏で幅をきかせている。だから serpillière は辞書やパリの教科書に載る語であっても、実際のフランス人が口にする語を聞けば、その人がどこで育ったかが一瞬でわかる。

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